2011 11月20日(日) くもりのちあめ
柿の葉寿司を道の駅で食べて、城下町「大宇陀」にやってきました。
織田信長の次男、信雄(のぶかつ)が築いた「松山城」の城下町です。
京都と違って間口が広く、立派な町家や蔵が残っていました。
まず訪れたのは酒蔵。
一歩足を踏み入れると、お酒のいい香り!
軽くお酒を試飲した一行は、ボランティアガイドさんの案内で食べ歩きがスタート!
柿本人麻呂の歌にちなんで、中には月に見立てた栗が入っている「人麻呂最中」。
お茶によく用いられるという「日新堂」のあん入り落雁。
大宇陀の名所「森野吉野葛本舗」では、葛根湯の元でもある葛ができる行程や、薬草園にもお邪魔しました。
室生寺で石段を登ったおかげで、これくらいの登山はへっちゃら!
運動不足の私には薬草よりも、登山が一番に薬になったようです。(笑)
薬草園から見える瓦屋根の続く眺めも最高でした。
お土産に、風邪をひいた時に暖まる葛湯と、のどに良い葛飴を購入。
その近くにある黒川さんでは、天皇家に献上するという葛の落雁をいただきました。
そして、私たち一行を待っていて下さったのが奈良漬けの名店「いせ弥」さん。
一口おにぎりと歯ごたえのいい奈良漬けの相性は抜群♪
お酒の成分が他のお店に比べて低いので、私にはちょうどいいお味でした。
そして、閉館間際に滑り込んだのが、「薬の館」。
代々薬屋を営んできた細川家(後の藤沢薬品)を改修して、資料館にされたそうです。
表の看板がとても印象的。
建物の中も細部にわたって、木目や素材のこだわりが見られました。
五右衛門風呂や、おくどさんも残っていて、当時の商家の暮らしぶりを体験しているようでした。
展示されている中でも私が目を奪われたのは、昔懐かしい薬の看板コレクション!
どれをとっても斬新なデザインやキャッチコピーでした。
この大宇陀にも一日では回りきれないほど見所がいっぱい!
歩く度にお土産袋が増えていきました。(笑)
いろいろ買いすぎたので、次回来た時に買おうと断念したものもいくつかあります。
甘いものでお腹がいっぱいになったせいか、頭に入りきらなくて 伝えきれていないことがたくさんあります・・・。
これから訪れる度に少しずつ掘り下げてお届けしていきたいと思っています。
by Utakoto | 2011-11-20 13:26 | 金盞花*キンセンカサク